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AIでスキンケア!?インドのリピーター率60%超えサービス

みなさんこんにちは、アイデミーの佐藤です!

新型コロナウイルス感染症対策を受けて、病院に行かなくてもテレビカメラやスマートフォンでの診療を受けることのできる遠隔(オンライン)診療サービスの利用条件が、日本でも大幅に緩和されましたね。

今日は、そんな遠隔医療についてスキンケアの観点から挑戦するインドのスタートアップの事例です。

目次[非表示]

  1. 1.インドの医療事情
  2. 2.Google・Amazon出身エンジニアが皮膚科医療のために立ち上がる
  3. 3.カメラ越しに肌を見る技術
  4. 4.投資を活用し患者の費用軽減、リピーター増加
  5. 5.まとめ

インドの医療事情

近年インドの医療体制は急激に改善してきています。都市部の医療設備は先進国と遜色ない水準まで整備されているところもありますが、地方ではいまだ近くに病院のない地域も多くあります。

インドにおいて医者の数は人口10万人に大して80人程度であり、その人口比は日本の1/3です。

地方の人々でも医療サービスにアクセスしやすくするため、現在数多くのNPO団体や企業が医療支援を行っています。

Google・Amazon出身エンジニアが皮膚科医療のために立ち上がる

そこで、特に皮膚科の部門に注目し医療体制の改善を図ったのがインドのスタートアップ CureSkinです。

CureSkin より


2017年にCureSkinを設立したGuna Kakulapati氏とRamakrishna R氏は、Googleでの勤務時代に出会いました。

インドの皮膚医療の現状について、Guna Kakulapati氏はこう語っています。

“Almost 90 percent of people with common dermatology conditions like acne and hair fall do not go to a dermatologist. They try to self-treat it with off-the-shelf products. Self-treatment is not only ineffective, but dangerous too.” 

「(インドの)約90%の人々は、にきびや脱毛など皮膚の炎症が起こっても皮膚科には行きません。市販品や家にあるものによって自身で治療しようとするのです。自身での治療は効果がないだけでなく、危険でもあります。」

国際的な市場調査をおこなうTechsci Research社によれば、インドのスキンケア市場は2017年時点で16億ドル、9%の年平均成長率で2023年には27億ドルまで成長すると予測されています。

医療にAIを活用するスタートアップはインドにも数多ありますが、スキンケアを扱うのは現在CureSkinが代表的です。

アプリはこれまで70万ダウンロードを達成し、現在も1日1000件以上の診察を行っています。

顧客の60%がリピーターとなるなど、インドの皮膚科医療市場で大きな成功を納めました。

カメラ越しに肌を見る技術

CureSkinには、画像認識の技術が駆使されています。

CureSkinの診察は、アプリでいくつかの質問に答えた後、顔など症状のある皮膚の写真を撮ってアップロードするだけで皮膚科医が診断してくれるというシステムです。

アップロードされた画像をAIが画像認識技術を用いて分析し、その結果をもとに医師が生活習慣や日々のケア方法を指導してくれます。画像を認識し診断する際に使われているのは、彼らが開発した ”Insatant Skin Check Technology” で、実際にニキビなど様々な症状を以下の画像のように見つけ出すことができています。


また、患者自身が患部を撮影するため判断しづらい写真とならないよう撮り方のガイドもついており、CureSkinによってカメラを介した遠隔診療でも対面の診療と遜色ない診断と処方を行えるようになりました。

投資を活用し患者の費用軽減、リピーター増加

CureSkinは近年多くの投資ファンドから資金を得ており、サービスの基盤を整えています。

費用面では非常に利用者に優しいシステムとなっており、例えばアプリを経由した診療までであれば費用がかかりません。

実際に費用が発生するのは薬を処方することになった場合で、薬やスキンケア商品が自宅まで郵送される上、それぞれの詳細な使用方法はアプリで見ることができます。

このようなサービスの拡充によりCureSkinを利用する顧客の約6割がリピーターとなり、1日1000件以上の診察を行うほどの大きなサービスとなりました。

まとめ

このように、スキンケアなど日常的な医療分野にもAIの活用が進んでいます。

皮膚のトラブルなどは医療が十分に行き届いていない地域ではあまり重要視されませんが、そのような分野だからこそAIにより患者・医師双方の負担を軽減する必要があるのかもしれません。

前述の通り皮膚医療の市場はこれからさらに拡大していくと予想されています。

AIの活用や事業化を考えている方は、是非これから大きな市場となるスキンケア部門でのAI活用も考えてみてくださいね!


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最後までご覧くださりありがとうございました。

【参考】

CureSkin HP (2020年8月6日最終確認)

日本経済新聞 「AIであなた専用化粧品 美容スタートアップが攻勢」 (2020年8月6日最終確認)

日本経済新聞 「インドのAI医療に期待」 (2020年8月6日最終確認)

FINANCIAL EXPRESS “CureSkin: The AI-based skincare app that helps over 1,000 patients daily” (2020年8月6日最終確認)

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